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心華寺の由来

心華寺の寺号由来

心華寺の寺号は、円覚経に「心華発明、照十方刹」とあるを源流とする
美しき心を花に例えて「心華」(こころのはな)という。心華、花の如く美しい心は円覚経にいうごとく、明るさを発し、仏教の全世界を無限に照らすものである。
誠に心華寺は、人々を花の如く美しい心身に鍛え上げる仏教修練道場としても、真にふさわしい精舎であるべく、楽苑であることが知悉されよう。
心華寺は、山城の宇治、伊勢田にある。宇治は大和国から見て、奥まったところ、内っ国とし、川の内、また川の落ち口のところなどから名付けられたとされているが、伊勢神宮のある宇治と同一である。心華寺は伊勢田の縁由をたどり、3月には神宮司庁から神宮杉苗の下付があり、四月の緑の週間には、この杉苗を境内に植樹し、六月には仏式による古式ゆかしい御田植式を挙行。
十月には抜穂式を行ない、伊勢神宮に奉献することを例としている。また三月、十月の両度、伊勢神宮の御垣内神前に拝し、国土の豊穣と国民の弥栄を祈願している。